この前の水曜日。
まさかまさかのご来店でした。
偶然の偶然
雨が降ったりやんだりするお天気だったこの前の水曜日。
正午ちかい時間になり、ゆったり時間が流れていた宿カフェ、カフェのドアの真鍮ベルがカランカランとなりました。
初めて見る、体格の良い男性が入ってきたやいなや、すごいオーラを出しまくっていらっしゃいました。
「いらっしゃいませ。」と普通にお出迎えしたものの、ん・・・・・???待てよ・・・・あのお顔、テレビで何度か見たことがあるんじゃない???なんて、心の中で自問自答。
「す、す、すみません。つかぬ事お伺いしますが、テレビなどに出ていらっしゃいますよね???」
すると。「はい。わかりかすか?」と、いうような会話からいろんなお聞かせいただくことができました。
大阪ミナミの方でご宿泊されていて、その日の夕方5時まで時間がスポッと空いたので、普段は周囲の方と一緒に行動されることが多いようですが、
今日は、お一人でフラッと、こと『鴫野(しぎの)』に電車でいらしてくださいました。
素敵な大先輩、集団行動で有名な清原伸彦さん
日本体育大学名誉教授で、水球の監督でもあり、数々のオリンピック選手を数々輩出されているそうで、「世界の果てまでいってQ」などテレビにも数々出演されていていらっしゃる方でした。特に、日本体育大学の有名な、「集団行動」の指揮官をされている方です。
お話を伺っていると、実は、清原伸彦さんは、この『鴫野』のご出身だそうで、私の出身中学の大先輩にあたる方でした。私の兄の通った上之宮高校の大先輩でもありました。
先生には失礼ですが、清原先生は『鴫野のジモティー』だったのです!!!
先生は懐かしそうに、ここには映画館があって、この川は堤防がなく土手になっていて、よくドジョウなんかを獲った・・・このあたりに旧友が住んでいて・・などなど懐かしいお話に、宿カフェでタイムスリップをされていました。
「子育て」についても、熱心に語っていただき、子供が言うことを聞かないというのは、子供の狭い視野での主張を言っているから、その時は、ただ単に親が上から怒りつけるのではなく、親の言い分をまず子供に聞かせて、子供の言い分と親の言い分、どちらが良いか子供に選択させないといけないとも教えていただきました。
できる限り子供には知識をつけて、さらに広い広い世界に羽ばたかせてあげてほしい、ともおっしゃっていました。
厳しさの中に、限りない優しさを備える
先生は、お母さまを幼少の時亡くされているそうで、お父様が熱心にやさしく先生をお育てになったとのことで、お父様に非常に感謝の念をお持ちでいらっしゃいました。
水球の学生さん達とも、合同で生活を共にされているそうです。
お話のふしぶしに厳しさがありますが、心の奥底から限りない優しさを感じる方でした。体格が良く、お顔も一見強面な感じですが、お話をしていくにつれて、優しさがお顔一面に出ていらっしゃいました。
まさに気取るところがない、ジェントルマンな方です。
再来週の「鴫野のだんじり祭り」をお伝えすると、ぜひうちにご宿泊して土車をご観覧したいと言っていただきご宿泊ご予約も頂戴しましたが、あいにく先生のご都合があわずに今回はお流れになってしまいました。また是非、「だんじり」を、そして「鴫野」をみに帰ってきてくださいね♬
いつもですが、幸い、私の前には素敵な人とのご縁ばかりがあります。
そんな人生を送れる私自身、本当に幸せで、楽しくやって行けていると感謝し、その感謝を少しでも人にお返しできる自分でありたいな、と。
自分、頑張れ!!!