宿カフェチェルシーズレインボウも4月8日から休業を行い、結局ゴールデンウィークが終わった今日5月15日金曜日まで休業をしておりました。
自粛休業中
自粛と言っても、自治体や政府から休業しなさいと要請が出ての自粛ではないで、自主的な休業でした。
3月の予約から全てキャンセルになってしまったので、3月後半は融資の申し込みなどで時間を費やし、4月に入り、仕事がない中自宅で悶々と過ごす毎日でした。
いろいろアイデアや策は考えるものの、不安ばかりが先行し、どうも落ち着かない、具体性のないことばかりを考えていました。
まさか、まさかの・・・
宿カフェチェルシーズレインボウ を始める前に勤めていた前職を辞める時、起業する店を潰さない気持ちも込めてですが、「今後、絶対によそに働きに行かない」と言い聞かせました。
融資も申し込み、更なる負債をかかえないと行けなくなる未来を考えて、日々悶々と考える中、
「もし、このまま店を潰したくないなら、以前にあった日常の売り上げ、いや、それ以上の売り上げを確保していかないと、絶対にやって行けなくなる。」
「じゃあ、どうしたらいい?」
ウチのようなワンオペで本当に小規模でやって行っている宿なので、急にシェアハウスに変更したり、様々なグッズを作ってオンラインでばんばん販売できたりしたらいいですが、なかなか短期戦での対応は無理です。
「じゃあ、他からの収入があった方がいいんじゃないか?」
ということで、とりあえず、ネットで派遣の登録などいろいろな求人を見て、探してみました。
派遣のお仕事は、やはりフルタイムや副業禁止の規制があるので、なかなか難しいし、店の運営もなかなか同時には難しいと判明しました。
そんな中、自分のある程度可能な時間を使って働きに行くことによって、本来の自分の仕事である「宿カフェ」のお仕事をうまく存続することも可能であるのではないか、そしてそんな働き方が出来る場所から採用もしていただくことが出来ました。
今回のコロナで気が付いたこと
タイトルの通りなのですが・・・
- 必要とされなくなった時の虚しさ
これは、お客様が私を必要としないという意味ではなく、コロナの影響で瞬くまにキャンセルが出て、仕事や売り上げがなくなり、社会生活から突然取り残された感を味わったということ。
- 厳しく生きていかなければいけない道を知った
決して手抜きをしてきた訳ではありませんでしたが、今思うと、起業してからコロナの影響を受ける以前までの道のりが果たして良かったと言えるのだろうか?と思いました。
会社にお勤めもしてきたので、そんな毎日の積み重なる努力と比べると、本当府だったらもっと、もっと、もっと前にいろいろなことを想定して手を打っておかなければならなかっただろうし、もっと、もっと、もっと以前から頭をひねっていたら良かったのかも知れない。
過去のことはさておき、私自身においては、アルバイトもしながら、店を続けていく・・・要は、もっと前からしておいても良かったのではないか???とも思います。
この状況をきっかけに、状況にあわせて変化をしていく
そう、アルバイトを始めて・・・というか、働きに行くと決めてから、店をやり方を見直そうと考えていました。
今回のことがないと、逆に、変わることも出来ずにダラダラ・・・意思決定ないまま行っていたのかもしれません。
あくまでも、ウチはワンオペなので、こういう変化が必要なのですが・・・
例えば・・・
- カフェ営業日の見直し
今までは、不定休でほぼ毎日カフェをオープンしておりました。
それを営業曜日を決めて、効率よく営業していきたいと思いました。
- アルバイトで朝食対応が出来ない日の対応策
朝食を出さないでおこうかとも考えましたが、やはりウチのウリは朝食。それをはずす選択肢は私にはありませんでした。
なので、私が対応できなくてもお客様に朝食が出せるように考えています。
新型コロナウイルスへの対応策
これをやっているから絶対に店では発生しない!なんてことは言えませんが、お店をずっと閉めているわけにもいかないので、これからは出来る範囲で予防をし、お客様をお迎え出来るようにしていきたいと思っております。
ありきたりな対応策かもしれませんが、記しておきます。
- 出入口に消毒液を設置しております。
- ZiACOミスト(ジアコ)=次亜塩素酸(HClO)の力で空間に浮遊する菌・ウィルス・花粉を20分で99%以上除去できる超音波ミストをカフェスペースに設置しております。
- 洗面の手洗いの際、手拭きタオルをペーパータオルに変更いたしました。
- 従業員はマスク・手袋をしてお食事などを提供させていただきます。
ご来店いただくお客様にもご協力していただきたいのですが、熱があったり、咳や喉が痛い、鼻水が出ているなどの風邪の症状の方、倦怠感が続いている方などは、お体が元気になられてからのご来店をお願い申し上げます。
海外からや遠方からの宿泊のお客様のご予約はまだまだ先の話かも知れませんが、宿のお客様への対策も徐々に打ち出しながら徐々に営業をおこなって行きたいと思っております。
どうかこれからも「宿カフェチェルシーズレインボウ」とオーナーの「チェルシー」をよろしくお願いいたします。